司法書士試験と過去問について
司法書士試験の学習において、とても大切な過去問。
今回は司法書士試験における過去問の出題頻度や、網羅率にも迫ってみます。
過去問は何年分解けばよいのか
司法書士試験の学習をするうえで、過去問を何年分解く必要があるのかはとても気になりますよね。
ここで、過去問で登場した知識でどれくらいの問題に正解できるのかを確認してみましょう。
【過去問知識の網羅率】
・5年分 → およそ30%網羅
・10年分 → 約55%網羅
・15年分 → およそ75%網羅
・20年分 → およそ80%網羅
・25年分 → およそ85%網羅
・30年分 → 93%網羅
・35年分 → 98%網羅
・40年分 → 100%網羅
こう見ると、過去10年分では、まったく足りないことがわかります。
過去問知識でさえ、約55%しか網羅できません。
過去問知識の80%以上は正確に正誤を判断したいですから、5年分は解きたいところです。
過去問知識のみで合格できるのか?
過去問がとても重要であることはお分かりいただけたかと思いますが、過去問知識だけで合格できるのかという別の問題もありますよね。
下の表は、過去問知識のみで正解することができた問題の数です。(括弧内は足切り点を表しています。)
午前択一 | 午後択一 | |
---|---|---|
令和4年度 | 19問(27問) | 23問(25問) |
令和3年度 | 18問(27問) | 16問(22問) |
令和2年度 | 19問(25問) | 17問(24問) |
令和元年度 | 15問(25問) | 17問(22問) |
平成30年度 | 19問(26問) | 17問(24問) |
平成29年度 | 20問(25問) | 19問(24問) |
平成28年度 | 14問(25問) | 18問(24問) |
平成27年度 | 18問(30問) | 19問(24問) |
平成26年度 | 17問(26問) | 7問(24問) |
この表をご覧いただいてもお分かりになるかと思いますが、過去問知識だけで足切り点マイナス7点くらいの点数を取ることができます。
過去15年分の司法書士試験過去問はこちら!
記述の解法を学ぶこともとても大切!
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